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大分県竹田市の竹楽

 11月とは思えない「夏日」が続いたが、今日は少し冷えてきた。
11月の紅葉シーズンにお勧めのイベントがある。
大分県南部、奥豊後にある城下町竹田市の「たけた竹灯籠竹楽」
通称「竹楽(ちくらく)だ。毎年第3金曜~日曜に行われ、
今年は18~20日に催される。
 夭折の作曲家瀧廉太郎が少年時代を過ごし、「荒城の月」のモデルとなった
岡城址を始め、竹田市市街地の武家屋敷などに約2万本の竹灯籠が灯される。

竹楽2

 実はこのイベント、荒れた竹林を間引き伐採する里山保全活動が背景にある。
大分県はもとより竹の生産地だった。しかし、生活用品から竹製品が消え、
荒れ放題の竹林が増えてしまった。荒れた竹林は里山の生態系を破壊する。
そこで地元のNPO法人里山保全竹活用百人会が竹林の間引きと下草刈りを行い、
間伐竹を灯籠にして城下町をライトアップするイベントを12年前から始めたのだ。
夏の間、都会などからやってきたボランティアも参加して竹灯籠を制作。
さらに「竹楽」前日には地元中高生も参加して約2万本の竹灯籠を配置していく。

竹楽準備

竹楽1

 午後4時半、寺の梵鐘を合図にボランティアが竹灯籠のロウソクに点火。
ほのかに揺れるロウソクの炎が城の石垣、武家屋敷の土塀、
キリシタン洞窟礼拝堂などを照らし出し、幽玄の世界を見せてくれる。
「電気」を使わず、原始の灯りである炎は晩秋の山里にほのかな
暖かみを与え、見る者の心にもほんわりとした安らぎを与える。
観光客は思い思いのペースで散策し、ミニコンサートや文化講演などの
イベント会場にも立ち寄ることになる。
一方で、午後9時の消灯までボランティアは持ち場で竹灯籠の灯りを
絶やすまいと神経を配るのだ。

竹楽3

竹楽4

 期間中は約10万人が訪れる。そして「竹楽」が終わると
竹灯籠のうち、翌年の「竹楽」には使えなくない状態のものは
肥料チップや竹炭にリサイクルする。
 単なる集客イベントだけではなく、循環型エコロジーを踏まえる。
原発事故で電力依存を顧みる声が上がった今年、
電力を使わず、里山保全と竹炭バイオマスにもつながる「竹楽」は
私たちのこれからの在り方も教えてくれるかもしれない。

問い合わせ先
NPO法人竹田市観光ツーリズム協会
☎0974-63-0585
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2011-11-10(Thu)
 

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プロフィール

Haruno

Author:Haruno
フリーペーパーふらっと編集長 フリーライター
居住地:福岡県福岡市
出版社勤務を経てフリーライターに。気づけば20数年!
カメラマン、デザイナーと「いい仕事したいね」と
フリーペーパー「ふらっと」を創刊。
ベテランスタッフで頑張ります! 

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